このコーナーでは、プロテックスポーツがサポートを行った参加者のレポートを紹介します。

 
2002 NEVADA1000

■すでに石井さんの日記にも出てますが NEVADA1000に行ってきました。
サポートが石井社長、ライダーがオー田口の二人組。プリランは禁止なのでコースは一発勝負。
一日約300マイルを3日走ります。ルールでは3日のうち一日はタイムアウトしてもレースを続行できます。しかし2日タイムアウトしてしまうと"本当のリタイヤ" でDNFとなってしまいます。

参加台数は 四輪90台、モーターサイクル48台、クワド19台。(パンフレットより)
日本からの参加は我々1チームだけでした。
 
6/20(木)LasVegasからELYまで 320マイル

例によって緊張から一睡もできなかった。朝食も喉を通らない。パンを2.3切れ食べた程度。
ボーっとした頭でスタートの列につく。こんなんで300マイルも走れるのか?とはやくもユーウツになる。
スタートしてから20マイルぐらいでガレの登り。久しぶりのデザートで緊張しているせいか体がガチガチで動かない。3回ぐらいコケただろうか。落ち着くためにコースからバイクを出して3分ぐらい休む。
やっとの思いでピット#1へ。右ハンドルガード破損、フロントゼッケンプレートもなくなっていた。
先が思いやられる。石井さんに“遅い!ペースアップ!!"とハッパをかけられ逃げるようにピットを後にする。前半はさっぱりペースがつかめずひたすら我慢して走る。しかし、後半になると序々に体も慣れてきて何とか自分のペースで走れるようになる。しかし寝不足と前半疲れ過ぎたせいで体がツッてしょうがない。平地をしばらく走ってから山へ入る、の繰り返し。樹が生えている山もあれば砂漠性の背の低い潅木しか生えていない山もある。
夕方5時ごろやっとゴール。疲れきって話す気力もない。ケーシーさんが何処で用意してきたのかゴールに日の丸の旗を立ててくれた。うれしいような恥ずかしいような・・・。
今日一日ろくに食べてないのに食欲がない。明日もあるからということで とりあえずステーキを食いに行く。少しずつ時間をかけて胃袋に押し込む。体中が筋肉痛と打撲で痛むので石井さんから鎮痛剤をもらって飲む。あーあ、明日はどうなることやら・・・。

6/21(金)ELYからTONOPAHまで 298マイル

砂漠の町の朝は寒い。ジャージ一枚では肌寒いくらいだ。しかし太陽が昇るとぐんぐん気温が上昇して "かー!あっちーなー"となる。前日夜のブリーフィングで各ピットの閉鎖時間が告げられたが、今日は初日にくらべてやけに閉鎖が早い。何かトラブるとすぐタイムアウトしそうでちょっと不安。
昨夜はぐっすり眠ることができた。疲れは残っているがまあ仕方ないでしょう。鎮痛剤が効いてるせいか筋肉痛もそれほど感じない。スタートは前日の到着順なのでアッシはケツから数えて何番目の世界。前半はハイスピード。ピットクローズには何とかひっかからないで行けそうな感じ。途中イヤなガレ場があったが何とか通過。しかしピット#2の数マイル手前で砂ワダチに足元をすくわれ転倒。
右側頭部と右肩から落ちる。右手がシビレて動かない。"あー、鎖骨やっちゃたかなー"と一瞬思ったが、しばらく我慢していると感覚が戻ってきた。うしろからKLXのハワードさんが追いついてきて バイクをおこしてくれた。怪我は無いことを告げ、先にいってもらう。
中盤は土漠特有の小麦粉のようなパフパフの土。フカフカのワダチ道が続く。四輪がこれでもかっ!てくらいに巻き上げていく。突然視界ゼロになり、仕方ないのでヨロヨロとスピードを落とす。ゴーグルの内側にまでホコリがはいってくるので ときどき止まって眼鏡を掃除する。今日は曇っていて特に見通しが悪い。雨までポツポツ落ちてきた。ゴーグルのスペア買っておいてよかった。
いくつかの山を越えTONOPAHに到着。特にバイクの破損もない。石井さん曰く "まあまあの一日"でした。ホコリで目をやられ充血して真っ赤なので VISINEという目薬を石井さんに貰ってガンガンつける。これ赤目によく効くそうです。

6/22(土)TONOPAHからLasVegasまで 282マイル

いよいよ最終日、"無事にフィニッシュしよう!"とスタートラインに並んだ。後部完走ねらい集団は互いに握手。前半は土漠にできたワダチ道をひたすら走る。ワダチが浅いのでスピードが出る。舗装路のような硬いダートに突き当たりさらにスピードが上がる。途中、山越えがあったが全体にハイスピードコースで2時ごろ無事フィニッシュ。やっと終わった。感動というよりも安堵感。プレッシャーからの開放感が心地よい。ケーシーさんがいつものようにゴールしたライダー、ドライバーを出迎える。カウボーイハットとサングラスがコワイほど似合っている。 "congratulations!!"と握手、握手。フィニッシャーバッチをグローブに入れてもらう。
赤バンにバイクを積み込みベガスへ帰る。なぜか二人とも無口だった。

■今回は 特にケガ(右肩打撲程度)やトラブルもなく 皆様が期待する劇的なドラマもありませんでした。ということはまあ "うまいこといった" ということでしょうか。ラリー形式のNevada1000は体力的にはとってもきつかったけど、他のアメリカンライダーとのふれあいもあったりしてとっても楽しめました。
バイクはXR400を新車で使用して正解。マシンに対しての不安はまったくなかったしレース後、売却できたのでトータルコストは【サポートフィー+エントリーフィー+マシン代+パーツ代+夜のプレイ代込み込み】で約4900ドルぐらい。
来年はまたVegas to Renoになるみたいです。来年は・・・・どーしようかな?
最後になりましたが レースコースよりも長い距離を走りサポートしてくれた石井さんに感謝します。

オー田口 ツヨシ(名古屋市在住、37歳)

※石井より:オオ田口さんお疲れ様でした。ビールのお返し有難うございました。かえって高いビールになっちゃったね。もうこれに懲りて?堅気になってまっとうな人生を歩んでください。

 
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